そのうち農林水産課で2年と半年が過ぎた頃、市町村合併がありました。
当初は中島町、能登島町、田鶴浜町の鹿北3町の合併でしたが、途中から七尾市も加わり、1市3町での合併でした。合併後半年は、そのまま中島支所の農林水産課で林業の担当として勤務しました。
合併前後から各市町の林業担当者と業務のすり合わせを行って来ました。
次年度は本庁で各市町の農林水産課が農林課として一本化されることとなり、『来年は一緒に頑張ろう!』と声を合わせ準備を進めていました。
そして年度が明け、農林課として七尾市役所本庁に異動となりました。そこでまた衝撃を受けました。
なんと各市町の林業担当者は別の課に異動するか、農林課にいても別の担当になっていました。私は農業振興部門の畜産と転作(田んぼ)の担当でした。一人ぐらいは林業担当に残ってくれれば良かったのですが、林業担当は、これまで農林水産の整備事業(いわゆる農道や水田整備をするハード事業)をしていた人で、一人だけでした。
私はといえば、畜産の担当(なんと一人だけ)兼、水田の担当(合併前は各市町で3~4名で業務に当たっていたのが合併後はたった4人)となりました。
当然初日から残業の日々でした。各市町の水田台帳およそ300冊を抱えながら、途方に暮れる日々の始まりでした。