私は、就職した当初、自分の住んでいる地域にさほど愛着はありませんでした。
小さいころから、進学、就職も都会でするものと思っていました。
いろいろあって、地元の市役所に勤めることになりましたが、就職したての頃は、都会への憧れが強かった。
それが30歳になる頃、それまで煩わしかった地域の繋がりや祭りなどの行事が、自分にとって大切な物に感じられるようになりました。
確かに田舎には利便性は少ないと思いますが、都会にはない広大な自然、おいしい水、空気、米、野菜、のんびりした環境、自由な土地、力強い地域の繋がりがあります。
このようなふるさとを守って行きたいとの想いが少しずつ芽生えていました。