嵐の中の結婚

そんな中、私は結婚しました。相手は幼馴染でした。

仕事は相変わらず過酷で、とても結婚できる様な状況ではありませんでしたが、その頃の私は、『どの課に異動してもどうせ忙しいんだから、一緒か。この機会を逃したら結婚できんかも。』と考え、結婚に踏み切りました。

幼馴染で気心も知れていること、年齢も30に差し掛かろうとしていたこともあり、付き合ってから半年で婚約、さらに半年後に結婚とスピード婚でした。

そして結婚すれば幸せな毎日が待っている!と信じて結婚したのですが、現実は甘くなかったのでした。

結婚後も仕事は相変わらず忙しいまま。職場の先輩や同僚は、新婚なのを気にはしてくれている様子でしたが、仕事が劇的に減るわけでもありません。

結婚後も残業と土日出勤の日々でした。おかげで新婚生活をほとんど実感できなかったのを覚えています。そのことは今でも妻に申し訳ない気持ちで一杯です。毎日遅くまで帰ってこない夫。土日は説明会に出かける日々。ほとんど文句も言わずサポートしてくれたことは今でも感謝しています。